- 2020.11.02
- メディカルアロマ資格講座
- センテナリアン(100歳健康長寿)を増やす為にどのような取り組みが必要だと考えますか。
人生100年と言われる昨今、人生年老いても各自が健康的に自立し、日常生活を有意義に過ごせることが理想だと思います。現在日本では、少子高齢化・医療費の高騰などから高齢化が進み生活習慣病の増加、検診受診率の低下また医療過疎も問題となっています。このような現状も踏まえ、これからは健康寿命を延ばし個人がいかに自分らしい人生を過ごせるかが問題となってきます。国自治体・医療界の予防への取り組みも含め、センテナリアンを増やすためには①健康について正しい知識をもつ ②健康につながる生活習慣 ③統合医療の普及などの取り組みが必要だと考えます。 ① 健康について正しい知識をもつ ② 健康につながる生活習慣 健康でありたいという思いがあっても、間違った知識のまま生活をしていると生活習慣病へ繋がることもあります。検診で異常が指摘される前に、正しい知識を持ちそれを習慣にしていくことがとても重要です。食事・睡眠・運動・ストレス・疾患などについて、だれもが気軽に相談でき、かつサポートを受けることができる取り組みが必要だと思います。 ③ 統合医療の普及 WHOはセルフメディケーションを「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てをすること」と定義しています。西洋医学の発展により疾患を治療する方法として薬や手術・癌の治療など、今までは病気の治療に焦点が当たっていましたが、今後健康寿命を延ばすためにも「病気の予防」(未病)が重要となってきます。人間の心身は病気を予防・回復する力、すなわち自然治癒力があります。健康への正しい知識を持ち、習慣化しながら自然治癒力をアップさせていくことが求められます。 またポリファーマシー(一つの疾患に対して多くの薬が処方される多剤処方のこと)や薬の副作用の問題を、自然療法などの代替医療と西洋医学の効果的な部分を合わせる事で今後の医療はより人に寄り添ったものとなります。 メデイカルアロマセラピーも含め、統合医学が医療や福祉の現場でより実践できるような取り組みが必要だと思います。 以上のことから、各個人がセルフメデケーションが行えるよう、健康に対する正しい知識と生活習慣のサポートが受けられる仕組みや、西洋医学だけではなく統合医学の考え方が普及し医療現場でも活かせる取り組みが必要だと考えます。