- 2021.10.15
- メディカルアロマ資格講座
- 資格の活かし方2
- メディカルアロマインストラクター資格取得講座で得た知識を日常生活や仕事へどのように活かしていきたいですか
私は現在、医療療養型の病院で作業療法士として勤務しています。現在、当院での入院患者は終末期かつ認知症の方も多く、不穏になることで点滴の自己抜去や、転倒・転落等の自己も多発し、ミトンや胴体抑制等の身体拘束をせざるを得ない状況になっています。この状況を少しでも改善できないかと考え、今年度から作業療法士と看護師・介護士の多職種で認知症ケアチームを結成し、活動を開始しました。私は、認知症ケアチームの活動の一環としてアロマを導入したいと考えています。例えば、不穏や大声、徘徊などの症状にはラベンダー、日中の覚醒や意欲低下等の症状にはローズマリー等、症状に対して有効な薬理効果のある精油を選択し、アロマトリートメントのように嗅覚や触圧覚等の感覚を用いたアプローチを行うことで患者の認知機能や精神状態を良い方向へ誘導し、不穏の軽減や身体拘束の介助、最終的にはQOLの向上に繋げたいと考えています。また、終末期の患者は皮膚状態が悪化しやすいので、皮膚の状態や精油の相性等も見極める必要がありますが、ホホバオイル等のキャリアオイルは保湿の効果もある為、褥瘡やスキンテア等の皮膚トラブル予防にも繋がると考えています。
今後はメディカルアロマインストラクターの資格を取得し、正確な知識を得た上で精油の薬理効果やリスク・禁忌等の特徴、アロマを導入する理由を、患者やご家族、病棟のスタッフに説明し、スムーズに医療現場に導入していきたいと考えています。
また、今回の講座ではメディカルハーブについても学んだので、プライベートではアロマだけでなく、ハーブティーを導入していきたいと考えています。自分自身のセルフメディケーションの為もありますが、妻が自律神経失調症や更年期障害のような症状を訴えるのでセージ+はちみつのハーブティーを、子供が喘息の傾向があるためマロウカルピスを作ってあげたいと考えています。色も綺麗でお洒落ですし、さらに薬理効果もあるので今からとても楽しみにしています。
資格を取得した後も、職場やプライベートでアロマやハーブの導入を実践しつつ、今後も新しい知識を取り入れるため、日々勉強していきたいと考えています。
富山県 H.S様