- 2022.10.15
- メディカルアロマ資格講座
- 資格の活かし方
- 資格の活かし方2
- 研究者としてメディカルアロマセラピーの効果をきちんとエビデンスを示せるようにしたいと考えている。
私は薬学部卒業で薬剤師と臨床検査技師の資格を取得しているが、研究者を目指し医学博士を取得し、大学でウイルス学の研究を続けてきた。還暦を迎え自分の人生設計を見直した時に、今後自分は何ができるのか、何をしたいのかを考え、自分の生活を豊かにし、また、得た知識を活用できる資格としてメディカルアロマインストラクターを目指すことにした。西洋医学としての医学・薬学知識はある程度持っていたが、精油やハーブによってその含有する薬効成分の作用だけでなく、メンタルに作用する効果は興味深く学習することができた。確かに化学物質であるにおい分子は嗅上皮から嗅細胞、嗅神経を経て大脳辺縁系や視床下部に働き、香りの認識が記憶や情動に作用することは納得できる。これまではラベンダーを寝室に香らせ安眠を誘うというような簡単な知識は持っていたが、この講座によってにおいが脳に作用して様々に働くことを認識することができた。また、心理学やその治療法を習熟できたことも有意義であった。ストレスの多い現代社会でアロマが脳科学的に作用して心身のバランスを整え正常化させる。ゆくゆくは薬局や介護施設などで働くことも考えているが、メディカルアロマインストラクター資格取得講座で得た知識を他人にもきちんと説明し、自然治癒力を引き出してあげることができるようにさらに知識の積み重ねを目指していくつもりである。講座中に触発されて、様々なハーブや精油を購入した。精油やハーブの効果を自ら試験し実感することが重要だと考えた。いや、ハーブを育て、効果を考えながらティーを作る、お風呂でアロマを香らすなどが、何か楽しく幸せな気持ちになる。この知識と実践を日常生活でも大いに活用して、家族がストレスなく幸せに過ごせるようにしたい。
一方、研究者としてメディカルアロマセラピーの効果をきちんとエビデンスを示せるようにしたいと考えている。現在、新型コロナウイルスの研究を行っているが、どのような精油がウイルスに直接作用し抗ウイルス活性を持つのか、また、精油が心身に影響を与えてコロナに打ち勝つことが可能かどうかなど、試験研究してみたいことが続々と湧いてくる。新型コロナウイルスは特定病原体に指定されているため一般の研究室では扱うことができないが、私はP3A実験施設で新型コロナウイルスを扱うことができるので、共同研究する機会を模索していきたい。
福岡県 T.Y様