- 2026.04.15
- アートセラピー資格講座
- 資格の活かし方2
- 娘に寄り添うためにアートセラピーを学びました
今から5年前、新型コロナウイルス禍の中、当時小学5年生だった娘が話をしなくなり、暗い表情で家にこもるようになりました。当時のことを思い出すと、今でも心が苦しくなります。
当時、唯一娘が信頼していたスクールカウンセラーの先生が、絵の好きな娘に画用紙を一枚渡してくださったことがありました。娘は夢中になって絵を描いていましたが、その絵はすべて黒一色で、抽象的な模様や不安げな人物の表情ばかりでした。色は塗りたくないとのことでした。
絵を描くことで癒やされている、あるいは気持ちを保とうとしているのだろうと感じていましたが、日々身近に接していても、言葉にできない苦しさや願望を深く理解する術を私は持っていませんでした。
一時は持ち直したかに思えた娘も、中学2年生になると再び同じような状況になりました。1か月ほど学校を休んだ後、自らカウンセリングを受けたいと言い、心のクリニックに通院しました。その時に初めてバウムテストを受けましたが、その経験を通して、娘の心にもっと寄り添い、一緒に考えられる何かを持ちたいと思うようになりました。
そのような経験から「アートセラピー」を知り、今回の受講に至りました。
現在、娘は高校生になり、以前よりも自分の人生に希望や目標を持てるようになりました。周囲の方々に支えられたおかげで前向きになりましたが、悩みの尽きない年頃でもあります。また、娘だけでなく同じような状況のお子さんや、そのご家族が悩み苦しんでいる姿も見てきました。
「なんとかなるよ」「時間がたてば元に戻る」といった言葉は、その時には慰めにしかなりません。このアートセラピーを学んだことで、一筋の光をもたらすような言葉の選び方やアドバイスができるようになりたいと思いました。
私は現在、まったく異なる分野の仕事をしていますが、将来的にはアートセラピーと現在の職業を融合させた形を実現したいと考えています。そして、娘や私のように言葉では表現できない思いを抱え、心の浄化作用を求めている人たちが集まれる居場所をつくりたいと思っています。実現までには時間がかかるかもしれませんが、今からとても楽しみにしています。
東京都 S.K様






