- 2023.02.15
- センテナリアンに必要なこと
- メディカルアロマ資格講座
- 資格の活かし方2
- センテナリアンには、栄養・運動・睡眠がとても大事だと考えています。
講義でもあったように、センテナリアンには、栄養・運動・睡眠がとても大事だと考えています。
栄養に関してですが、フレイル・サルコペニア・ロコモの方たちは、食習慣に改善が必要な方が多く、あまり食思が無い方、または過食の方が問題なので、食思を上げるような取り組みが必要ですが、病院では何もできていないのが現状です。食思が出るカラーとしてオレンジを取り入れた作業活動を促しますが、単独だけでは効果を感じることはありません。アロマ等を利用して、複合的なアプローチで食欲が出るような環境調整があったら良いなといつも思います。過食の方は、病院にいる間はカロリー制限されていますが、家に帰ると自己管理が出来ていないため、食事に関する事を地域でもアプローチが必要だと思います。最近は、保育園・幼稚園・小学校でも食育の授業がありますが、成人してからも企業等で食事指導等が継続されてあると良いと思います。また、今後は薬膳等の考えを取り入れていくことも大事かもしれません。
運動に関してですが、厚労省はだいぶ昔から、健康=運動という政策や声掛けはしていますが、実際には広まっていないのが現状です。それどころか、コロナ禍によってさらに運動量は低下傾向と言われており、食事をとっても筋肉がつかず、免疫力も低下していると言われています。運動を定期的に行うような環境を国で作っていくことも重要だと思います。病院で働くスタッフとしては、地域のスーパー銭湯やお祭り等のイベントに参加していきたいと考えています。特に最近の銭湯は、ハーブを使用した全身浴を取り入れている場所もあり、入浴前に一緒に運動し、運動後に全身浴で癒されるといったようなイベント等増えると、子供からお年寄りまで皆で取り組める環境が少しづつ出来るといいなと思います。
睡眠に関してですが、睡眠が浅い、薬に頼っているけど寝付けない、夜中に目が覚めるといったような声をよく聞きます。眠れてないから、動けない・食べれないのか、動いてないから食べれなくて、眠くもないのか、原因は様々ですが、そういった方は、日中活動量も少なく、食事も1~2食、薬に頼る等、負の連鎖が続いていることを多く経験します。ポリファーマシーのことも考慮すると、薬でどうにかするだけでなく、アロマ等を活用し、自然治癒力を高めながら、睡眠が確保できればいいなと考えますが、フランス・ドイツと異なり、アロマに興味がある、または勉強している医師は少なく、薬で症状緩和しようという傾向が強いように感じます。多職種連携しながら、アロマの効果・安全性等を文献を用いながら、リハビリテーション時間からでも導入していけたら良いなと考えています。
近年、良い意味でも悪い意味でも多様性と言われる世の中で、「痩せ体系」も「肥満体系」も個性という時代のため、「運動しましょう、食べましょう、痩せましょう」等、生活に関わる発言が言いづらくなっている環境です。しかし、超健康長寿国である日本は、センテナリアンを増やさなければ、国ごと傾き国民の幸せはないと思うので、皆がセンテナリアンを目指せるよう発信していきたいです。実際、センテナリアンの方に、1日の過ごし方、センテナリアンでよかったと思う事、大変だと思う事等をお聞きしたいと思うので、そのようなCMがあったらより現実的に伝わりやすいのかもしれないと思いました。