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ホットヨガの帰り道、
「たくさん汗をかいてスッキリしたはずなのに、なぜかどっと疲れている」
そんな感覚を覚えたことはありませんか。
一方で、常温ヨガを体験した人からは
「正直、物足りなかった」
「本当に効いているのかわからない」
という声もよく聞きます。
同じヨガなのに、ここまで印象が違うのはなぜなのでしょうか。
実はその答えは、ヨガの効果そのものではなく、私たちが何をもって効いていると感じているかにあります。
ホットヨガと常温ヨガの最大の違いは、ポーズの種類でも、難易度でもありません。
それは身体が置かれる環境です。
ホットヨガは高温多湿の環境で行われます。
体温が上がりやすく、心拍数も自然と高くなります。
その結果、少し動いただけでも大量の汗が出て、「運動した」「効いた」という実感を得やすくなります。
一方、常温ヨガは自然な室温の中で行われるため、体温や心拍の変化は穏やかです。
その分、呼吸の深さや筋肉の使い方、体の左右差といった微細な変化に意識を向けやすくなります。
ホットヨガで得られる爽快感は、決して錯覚ではありません。
温熱環境によって血流が促され、筋肉が緩みやすくなるため、体は確かに動きやすくなります。
ただし、ここで一つ知っておきたい視点があります。
それは、「動きやすい=体にやさしい」とは限らないということです。
温度の力で可動域が広がると、本来ならブレーキがかかる動きにも入りやすくなります。
その結果、自分の体力や柔軟性以上に頑張ってしまい、レッスン後に強い疲労感が残ることもあります。
常温ヨガは、汗の量や運動量で効果を測ろうとすると、どうしても地味に感じられます。
しかし実際には、呼吸と動きを丁寧に合わせることで、自律神経や姿勢保持筋に穏やかに働きかける時間でもあります。
「効いている感じがしない」という感覚は、刺激が弱いのではなく、刺激が繊細だからこそ起こる反応とも言えます。
これは、リラクゼーションやメンテナンスを目的としたヨガの特徴です。
ホットヨガは、
という方には向いています。
一方で、
といった場合は、体への負荷が強く出ることもあります。
常温ヨガは、
という方に向いています。
ホットヨガと常温ヨガは、優劣で比べるものではありません。
大切なのは、今の自分の体が何を求めているかです。
同じ人でも、ライフステージや体調によって合うヨガは変わります。
ヨガを選ぶときは、次の問いを自分に向けてみてください。
もし毎回ぐったりしているなら、それは努力不足ではなく、体に合っていないサインかもしれません。
汗をかくヨガが悪いわけでも、静かなヨガが正解というわけでもありません。
ただ、統合医学の視点では、体が静かに整っていくプロセスをとても大切にします。
「派手さはないけれど、終わった後に呼吸が楽になる」
そんな感覚があれば、そのヨガはあなたに合っています。
ヨガは、比べるものではなく、対話するもの。
今の自分の声を、少し丁寧に聞いてみてください。
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日本統合医学協会は、東京と大阪に拠点を持ち、日本における健全な統合医学の普及と発展を目的として、平成12年に設立されました。メディカルアロマ、メディカルハーブ、またメディカルヨガやメディカルピラティスといった幅広い分野で技能研修や資格・検定の認定制度確立。統合医学の正しい知識の普及と技能向上に努めています。長年の実績と信頼ある当協会の資格は、医療・福祉の現場をはじめ、自宅サロン開業など転職・就職・開業にも役立てることが可能。統合医学の現場で働く皆様の活躍を後押しします。また、プロの育成だけでなく、セルフメディケーションとしてのメディカルアロマやメディカルヨガの普及にも注力し、誰もが「センテナリアン」を実現できる社会を目指し活動しています。