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長時間のデスクワークやスマホ操作により、背中が丸くなる猫背に悩む人が増えています。
猫背は見た目だけでなく、肩こり・首こり・呼吸が浅くなるなど、日常の不調にもつながりやすい姿勢です。
そのなかで注目されているのがピラティスによる姿勢改善。
医療・リハビリの現場でも取り入れられることが多く、背骨・胸郭・肩甲骨の動きを正常化する点が高く評価されています。
この記事では、猫背が起きる理由から、ピラティスが有効な仕組み、さらに実際に効果が出やすいエクササイズまでわかりやすく解説します。
猫背は単なる背中が丸い状態ではなく、身体の使い方のクセが積み重なって起きます。
姿勢は骨格だけの問題ではなく、筋肉・呼吸・習慣の複合的な結果として現れます。
ピラティスは、背骨の動かし方や呼吸の質を高めることで、猫背の原因を根本から整えるのが特徴です。
ピラティスでは腹横筋・多裂筋など「姿勢保持の主役」が自然に働くようになるため、背骨が本来のカーブを取り戻しやすくなる。
胸式呼吸を使うため、肋骨が前後左右にしなやかに広がるように。
胸郭が動くと、丸まった姿勢が自然とほどけやすくなる。
胸椎が反れない(伸展できない)ことは猫背の大きな要因。
ピラティスの特徴である胸椎を使う動きによって、背中が伸びる。
肩甲骨が安定すると、巻き肩が改善し、胸がひらきやすくなる。
動きの質を重視するピラティスは、脳と身体の協調性を高め、普段の姿勢そのものが変化していくという大きなメリットがある。
ここでは、ピラティスのなかでも猫背改善に特に効果が高い定番エクササイズだけを紹介します。
※無理のない範囲で行ってください。
医療行為ではありません。
胸がつぶれてしまう猫背の場合、まずは肋骨の正しい位置を学習することが重要。
チェストリフトは腹筋を鍛えるだけでなく、体幹の支えを再構築する基礎エクササイズです。
→ 8〜10回
首ではなくみぞおちから丸める意識が重要。
胸椎が固くなると背中全体が丸まりやすくなります。
スワンは 胸椎の伸び(伸展)を回復する重要ピラティス種目。
→ 6〜8回
「腰ではなく胸で反る」ことが猫背改善のカギ。
猫背は背面の筋肉が弱く、体幹の後ろ側の支えが不足している状態とも言えます。
Swimmingは、背骨を安定させる多裂筋・脊柱起立筋など、背面全体をバランスよく強化できます。
→ 20〜30秒
体幹が左右に揺れず「一本軸」のまま維持することが大事。
エクササイズだけでなく、普段の姿勢習慣の見直しも猫背改善には欠かせません。
姿勢の崩れは「同じ姿勢を続ける時間」に比例します。
下を向く角度が大きいほど、首・肩への負担が急増。
肋骨が動くと自然と姿勢が整いやすくなる。
胸式呼吸は日常でも取り入れやすい。
柔らかすぎるソファでの沈み込みは猫背を助長しやすい。
ピラティスは、猫背の原因となる胸椎・肩甲骨・体幹のすべてにアプローチできる数少ないメソッドです。
クラシックな姿勢改善メソッドよりも、
動きを通して正しい姿勢を脳に覚えさせる点が大きな特徴。
継続することで、姿勢だけでなく、肩こり・首こり・呼吸の浅さなども軽減し、「自然と背筋が伸びる身体」へと変わっていきます。
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