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「質の良い睡眠」とは? 生活の質を上げる 睡眠習慣を手に入れる

pixta_71674502_L.jpg長時間の労働、仕事・家事・育児の両立、人間関係、情報過多など、疲れの原因であふれた毎日を過ごす中で、朝の起床時に「疲れが回復していない」と感じる人が増えています。疲労は痛みや発熱と並び、不調のサインとなる3大アラームのひとつと言われているにも関わらず、疲れで仕事を休んだり、病院に行ったりすることには抵抗を感じ、疲れても無理をしてしまう人が多いのではないでしょうか。

本来、疲労は蓄積する性質をもっていますから、「その日の疲れはその日のうちに解決する」のがベストです。それなのに、質の悪い睡眠をとり続けているとしたらどうなるでしょうか...

 

睡眠不足の影響

脳の重量は体全体の約2%しかありません。しかし、脳のエネルギーの消費量は安静時でも18%にもなります。それほど、脳は働き続け、たくさんのエネルギーを必要としているのです。こうして、働き続ける脳を守るためには、多量のエネルギー消費で加熱状態になった脳の神経細胞を休息させる必要があります。そして、同時に、覚醒中に発生した活性酸素を取り除き、脳の機能を回復・修復させる必要があります。睡眠は体の単なる休息ではなく、睡眠中に脳は起きているときにできない脳と体のメンテナンスを行っているわけです。睡眠不足は脳に重大な影響を与えます。具体的には、次のような影響が分かっています。

・感情のコントロールができなくなる
・うつ病を発症する割合が約40倍高くなる
・死亡リスクが上がる
・食欲を高め、肥満につながる
・注意力とやる気、モチベーションを奪う

これらの睡眠不足による影響は、重大なミスや事故にもつながることから、適切な睡眠は、職場や家庭の安心・安全にもつながっていると言えます。



 質の良い睡眠とは

睡眠には質があり、質の良い睡眠こそが心身の健康を作ります。

質の良い睡眠とは、
・入眠までの時間が短い
・朝スッキリと目覚めることができる
・熟睡できた実感がある
・規則正しい睡眠サイクルが保たれている
・途中で覚醒することが少なく、7時間程度の安定した睡眠が取れている
と言った状態で確認でき、脳も体も十分に休めているか、深く眠れたかが重要なポイントになります。

参考資料:
厚生労働省「第3章 より健康的な睡眠を確保するための生活術」
厚生労働省 健康づくりのための睡眠指針2014

 

睡眠の質を改善するために

質の良い睡眠習慣を手に入れるために、すぐにはじめられることとしては、

・夕食は就寝時間の3~4時間前までに食べる
・温かい飲み物で眠気を促す
・ぬるめの湯(38~40℃)につかる
・就寝の30~1時間前にはスマホやパソコンは使わない
・朝食は起床後1時間以内にしっかり食べる
・室温・光で心地よい空間を作る
・自分に合った寝具を選ぶ

などがあげられます。

まずはできそうなことから取り組んでみましょう。

中には、「習慣化ができなくて困っている」「寝ているのに朝疲れている」などといった悩みも出てくるかもしれません。そういった場合には、ご自身の睡眠の状態を知ることが睡眠改善への一歩となります。

日本統合医学協会の睡眠講座では、睡眠のメカニズムや、睡眠に関する様々な悩みの原因と改善方法を学び、ご自身の睡眠の状態について理解を深めて頂けることが特徴です。その上で、快眠につながる習慣について学べるので、学びながら、少しずつ自分にあった方法を普段の生活の中に取り入れて頂けることができます。また、講座修了後には、「睡眠セラピスト資格」の取得も目指していただけます。自分の為だけでなく、家族や友人にも、正しい眠り方や快眠の習慣化についてアドバイスができるまで、基礎からしっかり学んでいただける講座です。

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まとめ

睡眠は、健康な生活の土台であり、睡眠の質が上がれば、身体が健康な状態で維持できるだけではなく、気持ちも前向きになり、効率的に仕事も出来るようになります。また、艶やかな髪、キメの整った肌、集中力、記憶力、判断力など、これらは上質な睡眠によってもたらされます。

これをきっかけに、人生の3分の1を占める睡眠について見直してみませんか?

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