
オフィシャルブログ
「年齢を重ねれば、認知症になるのは仕方ない」
そんなイメージを持っている方も多いかもしれません。
たしかに、加齢は認知症の大きなリスク要因のひとつです。
しかし近年では、年齢だけでは説明できないことが数多く分かってきています。
世界的な研究でも、睡眠や運動、食生活、人とのつながりなど、日々の生活習慣が脳の健康に深く関わることが報告されています。
つまり認知症は、「ある日突然始まるもの」というより、毎日の積み重ねの中で少しずつ脳に変化が起きている可能性があるのです。
年齢とともに、人の名前が出てこなかったり、物を置いた場所を忘れたりすることは誰にでもあります。
そのため、「最近忘れっぽいから認知症かもしれない」と不安になる方も少なくありません。
しかし、加齢による自然な変化と、脳機能の低下は必ずしも同じではありません。
そこで近年よく耳にするようになったのが、「MCI(軽度認知障害)」という言葉です。
MCIは、健康な状態と認知症の中間段階とも言われており、日常生活はある程度保たれているものの、記憶力や注意力などに軽度の変化がみられる状態を指します。
重要なのは、この段階は固定されたものではないということです。
生活習慣を見直したり、適度に脳を使う習慣を取り入れたりすることで、状態の維持や改善が期待できる可能性もあると考えられています。
現代は、脳にとって決して休みやすい環境とは言えません。
スマホやSNS、動画、絶え間なく入ってくる情報。
便利になった一方で、脳は常に刺激を受け続けています。
さらに、睡眠不足や慢性的なストレス、人との交流不足なども重なることで、脳が十分に回復できない状態が続きやすくなっています。
「集中力が続かない」
「考えることが面倒になった」
「人と話すのがおっくう」
こうした変化も、単なる年齢だけではなく、生活環境が影響している可能性があります。
脳もまた、身体の一部です。
無理を続ければ疲れますし、使わなければ働きも低下しやすくなります。
認知症予防というと、特別な脳トレや難しい健康法をイメージする方もいるかもしれません。
しかし実際には、脳の健康を支えているのは、日々の基本的な生活習慣です。
十分な睡眠をとること。
適度に身体を動かすこと。
人と会話をすること。
一見すると当たり前に思えることですが、こうした積み重ねが脳にとって大切な刺激になると考えられています。
逆に言えば、脳だけを特別に鍛えるというより、心身全体の健康が結果として脳を支えているとも言えるのです。
近年では、認知症や脳の健康を脳だけの問題として考えるのではなく、生活習慣や人との関わり、心の状態も含めて捉える考え方が注目されています。
CMI(Certified Mental Interface)も、そうした視点を大切にした考え方のひとつです。
脳の健康は、医療だけで守られるものではありません。
毎日の会話、笑う時間、外出、人とのつながり。
そうした日常の積み重ねも、脳にとって大切な刺激になります。
「認知症になってから」だけではなく、今の脳の健康をどう保つかという視点が、これからますます重要になっていくのかもしれません。
認知症という言葉を聞くと、不安になる方も多いと思います。
ですが、必要以上に怖がることよりも大切なのは、今の生活を少し見直すことです。
睡眠を後回しにしない。
少し歩く時間を増やしてみる。
人と話す機会をつくる。
そんな小さな積み重ねが、将来の脳の健康につながっていく可能性があります。
脳は、年齢だけで決まるものではありません。
だからこそ、今日の過ごし方もまた、未来の自分につながっているのかもしれません。
通学コース
オンライン講座
協会について
日本統合医学協会は、東京と大阪に拠点を持ち、日本における健全な統合医学の普及と発展を目的として、平成12年に設立されました。メディカルアロマ、メディカルハーブ、またメディカルヨガやメディカルピラティスといった幅広い分野で技能研修や資格・検定の認定制度確立。統合医学の正しい知識の普及と技能向上に努めています。長年の実績と信頼ある当協会の資格は、医療・福祉の現場をはじめ、自宅サロン開業など転職・就職・開業にも役立てることが可能。統合医学の現場で働く皆様の活躍を後押しします。また、プロの育成だけでなく、セルフメディケーションとしてのメディカルアロマやメディカルヨガの普及にも注力し、誰もが「センテナリアン」を実現できる社会を目指し活動しています。