
オフィシャルブログ
スタジオは増え、予約が取りにくい時間帯も出てきました。
SNSを開けば、洗練された空間でトレーニングする様子が流れてきます。
そうした流れの中で、
「なんとなく良さそう」
「流行っているから始めてみた」
というきっかけでピラティスを始めた人も少なくないはずです。
もちろん、それ自体は悪いことではありません。
ただし一度、冷静に考えてみる必要があります。
そのピラティスは、本当に自分に合っているのでしょうか。
ピラティスが広がっている背景には、いくつかの要因があります。
一つは、姿勢改善や体幹トレーニングといった「分かりやすいメリット」です。
身体を整えるというイメージは、多くの人にとって魅力的に映ります。
一方で、それだけでは説明できない側面もあります。
近年の広がりには、
といった要素が大きく関係しています。
いわばピラティスは、
「身体に良さそうなライフスタイル」として消費されている側面も持っています。
そのため、必ずしも明確な目的や根拠を持って始めている人ばかりではありません。
ここに一つのズレが生まれます。
運動を「なんとなく良さそう」で選ぶこと自体は珍しくありません。
ただしその場合、
が曖昧なままスタートすることになります。
この状態で続けると、
「思ったほど変わらない」
「何に効いているのか分からない」
といった違和感が生まれやすくなります。
ピラティスに限らず、運動は目的と内容が一致していないと、効果を実感しにくくなります。
ここで改めて整理しておきたいのは、ピラティスの本来の位置づけです。
ピラティスは、筋肉を大きくするためのトレーニングではなく、
身体の使い方や安定性を整えることを目的とした運動です。
特に、
といった領域に関わります。
つまり、短期間で見た目を大きく変えるというよりも、
身体の土台を整えるアプローチです。
この特性を理解していないと、期待とのズレが生じます。
ピラティスを続けているのに変化を感じにくい人には、いくつかの共通点があります。
一つは、ポーズの形に意識が向きすぎていることです。
見た目を整えることに集中すると、本来意識すべき身体の使い方が置き去りになります。
その結果、動いてはいるものの、機能的な変化にはつながりにくくなります。
もう一つは、身体の感覚を伴わないまま動いていることです。
ピラティスは「どこを使っているか」を理解することが重要ですが、
この感覚がないまま動いても、効果は限定的になります。
現在のピラティスブームでは、マシンの存在が大きな役割を持っています。
マシンは本来、動きを補助したり、適切な負荷を与えたりするためのものです。
しかし実際には、
「マシンに乗ること」自体が目的になっているケースも見られます。
この状態では、
身体を使うのではなく、マシンに動かされている状態
になりやすくなります。
結果として、見た目には運動しているようでも、
身体の機能的な改善にはつながりにくくなる可能性があります。
ピラティスは、特定の目的に対しては非常に有効な手段です。
例えば、
こうした場合には、ピラティスは適した選択肢となる可能性があります。
一方で、筋力を大きく向上させたい場合や、短期間で明確な変化を求める場合には、別の方法の方が適していることもあります。
ピラティスが流行していること自体は事実です。
しかしそれが、自分にとって最適かどうかは別の問題です。
運動は本来、
によって選ぶべきものです。
流行に合わせるのではなく、自分の身体に合わせること。
この視点が欠けると、どんな運動でも効果は実感しにくくなります。
ピラティスは、多くの人にとって有効な運動である一方、
その特性を理解しないまま始めると、違和感が生じやすい分野でもあります。
流行やイメージで始めること自体は問題ありません。
ただし、そのまま続けるべきかどうかは別の視点で考える必要があります。
もし今、少しでも「合っていないかもしれない」と感じているなら、
それは身体からの重要なサインかもしれません。
大切なのは、ピラティスを続けるかどうかではなく、
自分の身体にとって何が必要かを見極めることです。
通学コース
オンライン講座
協会について
日本統合医学協会は、東京と大阪に拠点を持ち、日本における健全な統合医学の普及と発展を目的として、平成12年に設立されました。メディカルアロマ、メディカルハーブ、またメディカルヨガやメディカルピラティスといった幅広い分野で技能研修や資格・検定の認定制度確立。統合医学の正しい知識の普及と技能向上に努めています。長年の実績と信頼ある当協会の資格は、医療・福祉の現場をはじめ、自宅サロン開業など転職・就職・開業にも役立てることが可能。統合医学の現場で働く皆様の活躍を後押しします。また、プロの育成だけでなく、セルフメディケーションとしてのメディカルアロマやメディカルヨガの普及にも注力し、誰もが「センテナリアン」を実現できる社会を目指し活動しています。