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ここ数年、「ヨガインストラクターになりたい」という声を聞く機会は確実に増えました。
実際にヨガ資格を取得できるスクールや講座も多くなり、オンライン講座も一般的になっています。
以前であれば海外でのトレーニングや長期間の通学が必要だったヨガ資格も、今では比較的気軽に学べる環境が整いました。
その結果、「ヨガを学ぶ」こと自体のハードルは下がり、多くの人がヨガに触れる機会を持つようになっています。
一方で、こんな疑問を持つ人も少なくありません。
「ヨガインストラクターって増えすぎていない?」
「資格を取っても仕事になるの?」
ヨガインストラクターという仕事は、いまどのような状況にあるのでしょうか。
まず気になるのは、「ヨガインストラクターが増えすぎている」という話です。
確かに、ヨガ資格を取得できる講座は以前よりも増えています。
海外資格として知られるRYTをはじめ、国内でもさまざまな団体がヨガ資格を提供しています。
オンライン講座も増えたことで、場所や時間に縛られずに資格取得を目指す人も増えました。
総じて「資格取得のハードルが下がった」ことからヨガインストラクターを目指す人が増えているのは事実でしょう。
ただし一方で、「ヨガインストラクターが増えすぎている」という印象が、必ずしも業界の実態をそのまま表しているとは限りません。
確かに、ヨガ資格を取得する人は増えています。
しかしそのすべての人が、インストラクターとして活動を続けているわけではありません。
ヨガ資格は、必ずしも「職業としてヨガを教えること」を前提に取得されるものではなく、自分自身の健康のためや、ヨガをより深く学ぶために受講する人も多くいます。
また、資格を取得したあとに実際にレッスンを担当し、長く指導を続けていく人は決して多くないとも言われています。
つまり、資格取得者の数は増えていても、長く活動を続けるインストラクターの数が同じように増えているわけではないという構造があるのです。
では、ヨガ資格を取ればインストラクターとして仕事ができるのでしょうか。
結論から言えば、資格だけで仕事が安定するケースは多くありません。
ヨガスタジオのレッスン枠には限りがあります。
一つのスタジオで担当できるクラス数も多くはなく、インストラクター同士の競争もあります。
また、フリーランスとして活動する場合には
など、レッスン以外の仕事も必要になります。
つまり、ヨガインストラクターという仕事は
資格を取れば自然に仕事が生まれる職業ではない
という現実があります。
ただしこれは、ヨガに限った話ではありません。
多くの専門職と同じように、経験や実践を重ねることで活動の幅が広がっていく仕事でもあります。
そもそもヨガは、資格制度から始まった文化ではありません。
ヨガは古くから、身体や呼吸、心の状態を整えるための実践として伝えられてきました。
つまりヨガは、
資格を持っているかどうかよりも、どれだけ実践しているか
が大切な世界です。
もちろん資格講座には大きな価値があります。
ヨガの歴史や哲学、身体の仕組みなどを体系的に学ぶ機会になるからです。
しかし資格は、あくまで学びのスタート地点です。
そこからどれだけ実践を続けるかが、インストラクターとしての成長に大きく関わってきます。
ヨガインストラクターが増えていると言われる中で、今後はより専門性のある指導が求められていくと考えられます。
例えば
など、健康や生活に関わる分野でヨガの役割は広がっています。
単にポーズを教えるだけではなく、身体の理解や生活習慣の改善につながる指導ができるインストラクターは、今後ますます重要になるでしょう。
ヨガインストラクターが増えているという話は、それだけヨガに関心を持つ人が増えているということでもあります。
しかし同時に、「資格を取れば仕事になる」という単純な構造ではないことも理解しておく必要があります。
ヨガは本来、日々の実践を通して身体や心の状態を整えていく文化です。
資格はその入り口にすぎません。
ヨガを続ける中で身体の変化を感じ、その経験を他の人にも伝えたいと思ったとき、インストラクターという道が自然に見えてくるのかもしれません。
ヨガが長く続いてきた理由も、まさにこの「実践の文化」にあるのではないでしょうか。
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